収穫と食卓
2011年 11月 11日
新米をはせがけ乾燥しました。
はせがけは乾燥しすぎず、
ちょうどもちもちの水分になるそうです。
豊作ではせを増やしても足りなくて、脚立を利用しています^^
のん気にトトロの真似(ここだけ似ています)
脱穀してお腹いっぱいになった米袋。夕陽をめいっぱい浴びに集まるトンボ。柄みたいにいました。
原木栽培のかのこ・なめこ・ひらたけ、台風の翌日のくり
葉が繊細なにんじん。
大好きなのではじめて種を蒔きました。
真夏の渇水(1週間井戸水が枯れました)に芽を出したから
その後はぐんぐん葉を茂らせて丈夫でおいしいにんじんができました。
サラダにしたとき油にもオレンジ色が溶けて夏の太陽の名残をそのまま食べた気持ちで
にんじんにはじめて感動しました。
だんなが取り組む農産物、山のものは、
採れたときに送れる分は
原宿の『クルック・キッチン』さんや
http://www.kurkku.jp/kitchen/
西麻布のイタリアンレストラン『リストランテ イル バンビナッチョ』さんにもお届けしています。
http://bambinaccio.com/
無農薬のもので、手作り肥料、山の天然ものは採りに歩き、と手はかかっていますが、
基本、自家用分も兼ねているのでがんばってくれています。
今回震災があって思い至ったことは、おいしい安全な食べ物を
普段からお届けする関係を築きたいということでした。
お金があっても買えなかったこと。
送れるようにもっと作っておけばよかったこと。
被災地にもそうだったし、
東京や千葉の実家にもそうでした。
これを書いていて、不安なあの時のこと思い出しましたが
もう自分でも忘れかけています。
でもたくさんできたおコメが思い出させてくれました。
食べ物の出現は太陽と水と土があって
食卓へ届くまでは人の手が必要で、
みんなでつなげる連絡網のようなしくみ。
農家と消費者、都会と田舎、は普段から支えあう関係でないと。
農家も、また来年作れるように
食べて喜んでもらいたい
買って支えてもらいたいという気持ちです。
だんなは震災前から言っていたけど、震災後はそうしなきゃということで
春浅い頃、数十メートルも水を引いて田んぼを増やしたりしました。
増やすといっても無農薬だから手除草で、夏は大変になるけど、
せめて実家に送れる分くらい。
そう思っていたら太陽と水と土の増産力におコメの力が反応して
お分けできる分できたのかなと思います。
今までも少しずつ、個人のお客様にもお届けしています。
メールでご予約いただいて、
採れたときに地物のお野菜などと、
ご希望の内容でセットにしてお送りするような形です。
2500円くらい~
炭や薪なども組み合わせできます。
タイミングとしては、春の山菜と、秋のきのこのシーズンに合わせています。
贈り物としてお受けしたりもしています。
小規模農家ですが、山の風味豊かな
おいしく健康な気持ちになる食卓をお届けできると思います。
ぜひお問い合わせください。
by kegoya-nikki | 2011-11-11 21:42