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『マッピー』用ボーダー

夏仕事

山形ももれなく、暑い夏が続いています。
日々の仕事はいろいろあるけど、
季節の仕事に追いつけ追い越せ(とても追いつけたことはありません。。)

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旦那さんが春から割っていた薪。
雪が溶けたと思ったらもう次の冬の準備です。
棚にして乾燥させるのですが、積んでは崩れ、積んでは崩れ。。
コツを使って積むけど、難しいみたいです。
暑い夏、冬を思ってがんばってくれてます。

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わたしは豆柿を潰して柿渋づくり。
昨年いわきでOMOTOさんに教えてもらった柿渋づくり。
今年は染めも教えてもらえるそうだったけど、
いわきの柿渋会へ参加できず。
でも家の隣の柿は青々として、いい頃だな~と、
青い柿を見過ごせなくなっていました。

染めまでなかなかたどりつけないけど、
今年も柿渋づくりだけはやってしまいました!

素材の収集癖があるみたいです。
それさえあれば、安心というか。。

おじいちゃんに聞いてから、色分けして見れるようになった「山稼ぎ」と「山仕事」。

「山稼ぎ」はきのこや山菜を採って販売したり、枝打ちや下草刈りなどをして、
      日当をもらったりして、お金になる仕事。

「山仕事」は誰にもお金はもらえないけど、「山稼ぎ」と同じような仕事。
      でも視点は、山の時間軸。
      植樹をしたり、次の世代へも「山稼ぎ」ができるように
      山を手入れしてつなぐ山仕事。

次の世代といっても、もう息子さんは街に住んでいて、というようなところばかりです。
でも染み付いたその暮らしを続けていて、
いつもザワザワと山や畑で働いていて。

どこかの国の旅の途中に見た幸せな人たちと、
重なって見えました。

今でも、旅の途中のように思うときがあります。
1日1日がうれしい旅。
今はなかなか旅に出られないけど、
旅先のようなここにずーっといられるんだと思ったりもします。
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by kegoya-nikki | 2010-08-29 21:20

『マッピー』用ボーダー

ルーツ

お盆で岩手に帰省しました。

親は両家とも関東。
祖父母は両家とも岩手という偶然です。

旦那の方は雪深い山奥。
わたしの方はあたたかい海辺。

旦那と数年ぶりに会った祖母が、
旦那がマタギ(熊撃ち)をやってると知ったら、
昔を思い出してとりとめなく話し始めました。

「昔は家のたんすを開けると熊の骨がでてきたもんだよ。」
旦那は祖母のまた祖父たちが熊撃ちしていたなんて
最近知ったから、
「やっぱり血筋だね~。」
という祖母の言葉を聞きにきたような帰省に思えたのでした。

わたしも作り手になったあとで、
母が「うちのおじいちゃんは大工さんだったからね。器用なんだね。」
とはじめて聞かされました。
気仙大工という、東北の集団出稼ぎの大工として、
東北あちこちのお寺や民家などを建ててまわったそうです。

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祖父の遺した錆びた大工道具

わたしの記憶では、こたつに座っていた祖父ばかり。
もう引退していたとき。
何でそんな大事なことをもっと早く教えてくれないのと母に思ったけど、
きっとただ忘れていただけ。
後から聞いたから感慨深いなと思ったり。

その時代のお仕事なんて珍しくないから、
偶然といえば偶然だし、
子どものころ帰省したときに
岩魚採りやお風呂を薪で沸かしたりしたことが
「好き」につながってきたんだと思っていました。

でも、「血筋」という言葉をお盆に聞いて、
そうとしか思えなくなってしまいました。

お盆は親戚一同に会ったりもするけど、
何かとルーツが見えてぞくっとします。
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by kegoya-nikki | 2010-08-18 19:30

『マッピー』用ボーダー

見えない理

新しい笹の葉が大きくなると出回る笹巻き。
この季節になると、頂いたり、作ったり。
山形に来てはじめて食べたときは、
大好きなちまきだと思って笹を広げたら
真っ白のごはんであれ?と思った。

それをきなこにつけるとおはぎのようで、何個でもぱくぱく。

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この夏、笹巻きを作って、食べて、気づいたこと。

包んだときは平らな三角だったものが、
茹でたできあがりにはぷっくりした三角に。

このぷっくり三角が、とてもいい形!
まじまじと見て、この中で起こったことを想像。
笹の通水性(?)と、もち米一粒ずつがふくらもうとした
表面張力でできたぱんぱん三角。
でも角はきちんととんがっていて、
笹を三角に組んだからできた形。

笹巻きから連想したのは、
お腹がぷっくりしたあけびのかごが好きで、
曲線を出せるのはあけびの材料ならではなんだ、と気づいたときのこと。
それから作るようになった花蓋かごやネックレスかご。。
反発力のある材だからできるんだ。
その力を消さずに編むとできる形。

きっと、○角形とか、角度とか、数学的な理が、
いたるところに隠れていて、
何かの拍子で見えてくる。

高校のとき数学bでつまずいた私に、こんなに自然に入ってくるとは。。。

前に、音楽の世界でも数学が関係ある、という番組を見た。
美しいと感じる和音は円グラフにするとバランスのとれた○角形。
不響和音は円グラフにすると変なギザギザ形。

「なんか好き」とか、気持ちいい感覚は、
きっと見えない理の中で、理にかなっているのかも。

だからこそ、わかってからやるというより、
本能的に手が動いて出来た形や、
口から出た音階が気持ちよかったから定着する。
そんなふうに作りたいなと最近すごく思う。

山形に来て8年目。

気づけば毎夏食べていた笹巻きは、
やっぱり白いほうが好きになって、少し塩味のするきなこがおいしい!
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by kegoya-nikki | 2010-08-04 19:57

『マッピー』用ボーダー