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『マッピー』用ボーダー

お母さん

母のふるさとがなくなった。

津波の跡は、そのときの光景を
想像できるくらい、すごかった。

いるだけで疲れて
ぜんぶ否定されたように。
ことごとく 何もかも

「退職したらね」
と昔から言っていたことを
やっと叶えて

建てたばかりの母の小さなお家は
土台だけになっていた。
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東京で母に会ったら
夜中だったけどアルバムを見せてきて

「ここもなくなった」
「この駅もなくなった」
「この家がなくなった」

いつまでもあるはずのものが
なくなった。

昨年砂浜で拾った貝がらを
広げてたのを見せてくれた。
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貝がらがきれいすぎて

そういうことばかり
小さい頃から見せてくれた
母がすき

またすきになった

ちょこっと時間があくと
ふるさとへ帰っていたから

生きていてくれて
ありがとう

考えるだけでも
怖くなる


海岸沿いの2万本の松が1本だけ残って
保存しようとするニュースを見て
拾い癖のあるわたしは
ふるさとの松ぼっくりどこかにあったよね と
山形の家で探したり

あったら市役所 必要かしら
と思っていたら

母の土台だけになったお家のそばで
泥をかぶった松ぼっくりを拾う。

たぶんたくさんあると思ったから
山形へ持って帰って置いて寝た。


次の朝

あったかいと思ったのかな

ぱっかり開いて
タネが蒔かれていた
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あの津波を耐えたんだね
タネを抱えて守ったね。

泥と雨の中
まだ開かないぞと思ったんだね。

お母さんだね

わたしは何ができる?

まずここに書いて忘れないようにする。

もう次の世代に向かないと

と すごく感じたことも

思い出していこう
ありがとう
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by kegoya-nikki | 2011-04-30 22:35

『マッピー』用ボーダー

梱包

昔の人や
遠くの国では

頭に水がめを乗せて
たくさん歩くのが日課。

がたごと揺れる
ロバやラクダと遠くまで旅するときの

水筒もかな。

かめやびんが今よりもっと大切だった頃、
それを梱包するように、
かごでぴったり編みました。

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ARAHABAKIさんで
あしたから
「はなとオブジェ」がはじまります。

古い小さなびんをぴたりと編んで
花器にしました。

猫が花をくんくんして
落っことしても割れないね。
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by kegoya-nikki | 2011-04-28 12:06

『マッピー』用ボーダー

不純物

だんなさんがおじさんにもらってきたビン。

茶色いどす黒いものが入ってる。

「いいからなめてごらん」

ぺろり

「木イチゴジャム?」

「はちみつ。不純物まじりの。
おじさんがやってるの。」

木イチゴジャムは遠かったけど、
遠すぎなかった。

花や果実の香りがする。
特別なもの。



ヒナタノオトでの展示。
明日金曜日はお休みで、
5月1日までやっております。
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by kegoya-nikki | 2011-04-28 11:48

『マッピー』用ボーダー

小さく長く

電車に揺られて帰ってきました。小国。
雪がまだ残ってひんやり。

ヒナタノオトではかごがたくさん並んで、かご屋さんになってました。
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16日の初日には、たくさんの方とかご談義ができて幸せでした。

「家のあそこの棚に入る大きさだから、Tシャツをたくさん差してしまいたい。」
とか、
「お財布とペットボトルが入るよね。」
とか、
いつもの事を思い浮かべて試してもらって、きっとかごも適所におさまってくれたと思います。

古橋治人さんの木の蓋のかご
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茨城で地震が10分に1度くる日もある中、安心感のあるものをつくってくださいました。

取っ手は下の方についているので、重いものも抱えるように持てます。
古い木の黒いススが残った傷は、黒いつるが混じるあけびのかごと同じ表情です。

家で撮ったwall pocket
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ポケットかごが地味にずっと好きなので、
壁にもポケットつけました。
服にもポケット後付けする人です。
かごの立体になるところ、ポケットには最適です。

震災後、こりかたまってつかれた感が自分でもわかります。
でも、ヒナタノオトさんは、前からつくることに自由でいさせてくれるので、
自分をのびのびさせるように作れました。

1年間で採れた材料の中であれこれ作ること。
採り過ぎると自分が困ること。
お客様とお話していたら、
「ネイティブ・アメリカンと同じですね!」
とすごいことを言ってくれて興奮した私。
つい先日、ネイティブ・アメリカンのTVを見て
「調和」という言葉が頭の中いっぱいだった私。
やっぱりその人は、原始的な始末のかごを、好いてくれました。

お似合いかごを、たくさん見られた幸せ。

服をつくるまるやままいちゃんとも、
いろいろお話できました。

わたしが毛糸の編み物できないことに笑ってくれたり、
立体にしていくところは鈎針編みと似ているね、とか、
つくる前に決めていくとき、形が先か、素材が先か、などなど。
着ると形がかわいい、パターンに工夫があるんだろうなという服。
春色の服が欲しかったけど、毎日茶色い汁と仲良しのわたしは、
「魔女のキキみたい」なラインにつくった焦げ茶服にひとめぼれ。

そして、義援金を持ってきてくれる方、再度持ってきてくれた方々にもお会いできました。
「お願いします」の言葉に詰まった想いをそのまま渡せますように。

先日こちらでもご覧頂いたともさんの絵も、
ポストカードにして売り上げを義援金にさせていただきます。
ヒナタノオトで、会期中販売させていただきます。
ぜひ届けたい方へもメッセージとともに送ってくださるとうれしいと、ともさんと話しています。

遠くから、愛媛のフォルマーキさんでも、
継続してポストカードを置かせていただくことになりました。
「ひとりぢゃなにもできないけど、みんなだと不思議とチカラが湧いてきて、
支援の輪が広がりますように」と。

おおらかな柿渋かばんをつくる冨沢恭子さんからも、
おおらかな「らくだ基金」をヒナタノオトさんを通して義援金として寄せていただきました。
らくだのこぶに蓄えたエネルギー、しかと受け取りました。

だんなは「自称ノミ心(ノミの心臓)なので
こんなに大きな額はまともに受けられない」と申しておりますが、
これを必要とするたくさんの人の一部にしか届けられないけど、
これからも小さく長く続けられたらと思います。

だんなはマタギシーズンが始まり、山に入る日々になります。
これからも情報を集めて、わたしも支援をお手伝いしていきたいと思います。
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by kegoya-nikki | 2011-04-19 00:19

『マッピー』用ボーダー

PRAY FOR OUR FRIENDS!!

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震災で命をおとした多くの魂へ

今この瞬間も被災地で恐怖の夜を過ごしているひとたちへ

寝る時間も惜しんで救助や支援活動をおこなっているひとたちへ

余震や停電の不安のなか、じぶんたちの出来ることをさがすひとたちへ

世界の至るところから祈りをおくってくれているひとたちへ

すべてのかけがえない友人たちへ


PRAY FOR OUR FRIENDS!!
WE NEVER GIVE UP!!


TOMOt




~絵日記「TOMOt日和」より転載しました~

絵描きともさんは、こういうとき、絵を描いた。

地震後すぐに被災地の仙台から、もっと被災地の海辺の町まで
駆け付けた友達のことを知って、
縮こまっていたともさんは、すぐに絵を描いたんだって。

この絵をメールでもらって、
ファーって明るくなったんだよ。

言葉より絵を

絵の力をお借りしますヨ。


転載元のブログ↓
・もみあげ亭
・TOMOt絵日記
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by kegoya-nikki | 2011-04-01 14:36

『マッピー』用ボーダー

プレゼント

急な呼びかけにもかかわらず、たくさんのお金が集まりました。
稲垣さんのメールで
「千葉から、埼玉から、神奈川から、もちろん都内から、
昨晩ブログにアップしたにも関わらず、お金を握りしめてやってきてくださいました。」
不安定な諸事情の中、このお金は集まったと思うと。。
本当に、ありがとうございます。

被害の大きさに比べれば、微々たる金額かもしれないけど、
お金で買えないところにいる人たちには、
ものに変えて、届けていっています。

::行動してくれるみなさんへ::

被災者の言葉を、また聞きで聞きました。

「おれたち若者たちが年寄りたちを連れて
なんとか避難させて、第1波はなんとかしのげた。
でも、第2波がくるので、さらに逃げなきゃいけない。
でも、もっと高台へは数kmある。
そしたら、
『俺たちはもう充分生きたから、若い人から先に逃げろ』
とお年寄りたちが言う。
若者たちは先に逃げて、
その後、年寄りたちを迎えに行ったら、
もうその建物ごと何もなかった。」

目の前で、家族や、大切な人を失った人が、
星の数ほどあること。

でも、充分生きたと言って、次の世代を生かしてくれたお年寄りのいる国。

どこか、遠い国にあるものだと思っていた大切なこと。
たどたどしく繋がって、わたしの耳に届いたもの。
震える心の被災者の口から届いたプレゼント。

書いていいのかわからなかったけど、
心にどんと離れなかったから、
長く必要になりそうなエネルギーだから、

お金を握り締めてやって来てくれた方たち、
遠くから相談してくれる人たち、
これから次の世代へ築こうとしている被災した方へも、
届くといいな、プレゼント。
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by kegoya-nikki | 2011-04-01 14:09

『マッピー』用ボーダー