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山分けシステム

きのこ

木の子

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春に旦那が菌を打った原木なめこです。
木からにょきにょき生えていて、この漢字をあてた意味、わかるな~。

原木のなめこは味が濃いのがわかります。
なめこはちょっと開いたくらいが、「とろん」と「しゃきしゃき」が同居して、おいしいです。

鍋にしたり、お味噌汁にしたり、おろしなめこも大好きです。
最近気づいたおいしい食べ方は、
焼きなめこ。
一気に網で焼いて醤油をちろっと。ジューシーに、旨みを閉じ込めておいしいです。

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裏にはゼラチンみたいななめこのぬめりがたっぷり詰まっていました!キラキラ

自分で菌を打ったきのこの他に、
山でもいろいろな種類のきのこがにょきにょき出て、
探すと芳香が漂ってくるのがわかるそうです。

地元の人が話してくれた、『山分け』という言葉は、とても勉強になるシステムです。

山のきのこは種類にもよりますが、時期も短いし、
生える場所をころころ変えて気まぐれだったり、
食卓にのぼるまでが大変です。

でも、ふたりで山に行ったら、ひとりが採れなくても、採れたものは半分に山分け。

過去に採れた確実なところはひとりじめにしない。
そのかわり、もうひとりはさらに別の新しいところを探しに行ける。
開拓精神と確実に確保するところと、ちゃんとそれで毎年採れるから、
ふたりで行く意味ができてる。

山分け。

「山はみんなのもの。」
「山は入った(さまよった)分だけ、絶対裏切らないから。」

いつも自信たっぷりに念仏のように聞かされる旦那の言葉を思い出し、
なるほどなるほど、
山の豊かさを得ている人たちの大切なシステムにみえました。

by kegoya-nikki | 2009-11-23 19:35

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