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雪まつり

きのうは以前住んでいた村での雪祭りがありました。

急遽近所の子も連れていくことになり、夜からわいわい出かけました。

お目当ての紙風船が飛んだ後に到着。
あー、遅かった。。
紙風船は、地元の人が2ヶ月近くかけて和紙に絵付けなどして作る8mの巨大な気球みたいなものです。

山の彼方にぼうっと飛んでいった紙風船は、吊るしたたいまつの火だけで飛んでいきます。
赤くめらめらと星のように光って見えました。
山を越えて隣町にも飛んでいく飛距離。
知らない人は人工衛星がUFOか、何事かと思うはず。

火が消えて山に落ちても、雪があるので山火事にはなりません。
雪山ならではの遊び。
平賀源内という科学者が考えた幻想的で素敵な遊びです。
秋田の角館で紙風船100基だか、とにかくたくさん飛ばすお祭りがあって、
このお祭りから教わり、ここの村でもはじめてやってみたとき、わたしも一緒になって作りました。
こんな重いものが果たして飛ぶのか?

本番当日。
巨大ガスバーナーで熱風を入れると、
むくーっと起きあがってきて、
ちょうちんのように中の火に照らされた絵が浮き上がる。
たいまつに火をつけて、
3,2,1でみんなの手を離すと、ゆらゆらと飛んでいき、
最後は星のようになっていきます。
我を忘れて感動したなー。
なつかしく、楽しい気分になりました。
来年は写真を撮るぞー。

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雪像は地元の人が3日かけてつくったもの。
写真ぼけてすみません。
重機やチェーンソーを使ってつくります。
今年はクレムリン宮殿の縮小版だそうです。
近所の子も登りたーいと言ってました。

この雪像をステージにした出し物も。
わたしが来た頃、ちびっこでよくじゃれていた子たちも、
中学3年生になってここでは最後の踊りを披露していました。
となりで見ていたおじいちゃんおばあちゃんたちも、
「あの子○○くんだか、おっきくなったなー。」
みたいなやりとりがあります。
小中合わせて20人ばかりの学校ですが、
地元の人たち全員が名前を知っていて、
大家族みたいにかわいがっている。
なんというか、その地域の中で安心して、
動物みたいによく遊びまわっていて、
元気な子たちです。

高校も遠いので、下宿をする子もいます。
この子たちは高校を出て、どういう道を行くのかなーとか、
わたしも親の気分になってしまうのです。

こういう、みんなが元気だと確かめ合って、
みんなで元気にね、と見つめあっている雰囲気が、
やっぱり好きな場所。
久々に会った人たちも、元気そうで何よりでした。

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月に向かってほえる!

by kegoya-nikki | 2010-02-28 13:29

『マッピー』用ボーダー

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