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よい年末を

今年もあと2日となりました。
できないことが多かった年でした。
お仕事ではいろいろとご迷惑を
おかけしたと思います。
今年はつわりの時期とおなかの大きな時期と重なって
夏から秋にする来年分の材料採りも少しずつしか採れませんでした。

来年も確実にお仕事のペースがゆっくりになりそうですが
それもこれも自然と人とのことなので、ね、と
自分に言い聞かせています。

やれることをやれるだけ
少しずつでもここで作れることを
暮らせることを
楽しみたいと思いました。

クリスマスイヴにかけて雪景色の中、
年に1~2度恒例の小国ツアーと称して
友達が遠方から大集合で遊びに来てくれました。
総勢11人。
裏山にかんじき登山&お尻滑りで下ったり
家の農産物の料理を食べて
薪ストーブにあたりながら
話して笑って。。

もう7度目になったので
たまに集まるだけだけど
相方さんを連れてきたり、
カップルや夫婦が今回は多くて
家はもうすぐ赤ちゃんも増えたりと、
少しずつ変わっていくこの集まりを
親戚みたいだねと話してました。

わたしは気づけば3日間外に1歩も出ず
お料理番していたけど
たくさん笑ったので
お腹の子にはよかったかな。

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くるみの皮にクリスマス・ステッチ。
くるみの裏皮のこげ茶が好きで
真っ赤な糸で刺しました。
12ヶ月分、何か作りたくなってきた。

よい年末を_c0188860_1157136.jpg

家で出た稲藁でみんなでしめ縄づくり。
縄をなうところから。
普通の縄でさえ難しいのにそれと逆方向になうのが
大変です。
あとから3本目を足して3本縄にしたりと、
しめ縄の秘密を手でなぞっていきました。

だんなも部落の神社の鳥居にかかる太ーいしめ縄を
数人がかりでなうとき手伝いますが、
やっぱり神事の縄は逆縄で3本縄だそうです。

1回手を通すと、覚えていて興味が湧くのがおもしろいです。
何でも作ってみるっていいな。
こういう時間がみんなで持てるのよかったな。

登山のついでに集めてもらった
松の葉やウラジロみたいな葉(シダ植物?)、
ゆずりは、
ご近所からいただいた南天の実。

いろいろ飾りつけたしめ縄をたくさん並べてみたら
外に1歩も出なかったけど
自然の恵みを感じて
お正月を迎えられそうです。

本年はありがとうございました。
よいお年をお過ごしください。

# by kegoya-nikki | 2012-12-30 12:42

『マッピー』用ボーダー

風の余韻

去る10月13~14日の工房からの風、直前まで悩んだのですが、
安定期ってほんとに安定してるのね~と思うくらい
調子もよかったので
里帰りも兼ねてわたしも行ってきました。

赤ちゃんがおへそから覗いたのか
森友見子さんのブースで揺れていた
色と形がやさしい再生紙のメリーに引き寄せられていたら
会場に居合わせた義母さんが
こっそり買ってプレゼントしてくれました。
とてもうれしかったし
あとで会った森さんも喜んでくれました。

きっと毎年こういうものとの出会いひとつずつが
たくさん起きているんだなと思うと
やっぱり作る側としてもまた出たいなと思いました。

1度出展すると2年間は間をあけないと応募できないので
3年前に一緒に出た人たちが
ちょうどたくさん出展していました。
こうしてたまに会えるところがうれしい。
仕事が広がっていて
やっぱり見ていて楽しい展覧会です。

出展していたtomotさん夫婦と
手伝いに来ていたomotoの智子ちゃん(字が似てる!)
と晩御飯を食べて帰りました。

tomotさんは宮崎に移ったし
智子ちゃんもいわきが多くなってきたので
なかなかもうない機会だねと言って。
作ること 続けること 人と違うけど自分の 
これだけは忘れないようにしていれば大丈夫と思うこと
それぞれの中に思うことを話せるのっていいな。

翌日は
「赤ちゃんとの生活も見に来れるし、遊びに来てね」
と那須早苗さんの家に遊びに行きました。
山形から実家に持ってきた栗で栗ケーキを作って持っていったら
「ほんとにうれしい!」と食べてくれました。

母は栗むきを手伝ってくれて
自然のものをたくさん食べて元気になる人だから
何かしらいつも食べ物をたくさん
(ガラガラで行くときは荷物の半分!)
持って帰るのです。

赤ちゃんはすごく元気!
早苗さんは穏やかに過ごしていて
野菜のおいしい白いスープをごちそうしてくれました。

赤ちゃん用品の買い物から
分娩台の幸せな気持ちまで
いろいろ聞かせてくれました。

一番怖かったものを
そっと、どけてくれたので来てよかった。
わたしのそのときはどうだろう、
まだドキドキはするけど。

その次の日は
仕事での約束があって青山の方へ出かけました。
ちょっと緊張したけど
道すがら岡本太郎記念館の前を通って
庭のにこっとした作品を覗いて
元気をもらいました。

山形へ帰ってきてなんだかんだ
冬になりつつあるけれど

今日から、工房からの風の書籍に関連したイベントが
galleryらふとで始まります。
下記、HPより
:::::

- 風の余韻 - 
11月3日(土)・4日(日) 11時~17時

『工房からの風-作る・働く・暮らす・生きる-20の工房を訪ねて』書籍販売と、
掲載作家の中から10人の作品の展示販売をいたします。

出展作家
井上枝利奈/ガラス ・ 小原聖子/金属 ・ 川端健夫/木工
鈴木有紀子/ろうそく ・ 津田清和/ガラス ・ 初雪・ポッケ/木工+金工
舞良雅子/染織 ・ 森文香/染織 ・ JUNIO/陶芸 ・ 吉田慎司/箒

http://www.kouboukaranokaze.jp/raft/exhibition02/1065/

::::

わたしのかごたちは風の余韻展ではないのですが
今、ヒナタノオトさんで数点置かせてもらっています。
そちらでは「urizun・高見由香 冬の布展」もやっています。
こちらもぜひおでかけください。

# by kegoya-nikki | 2012-11-03 11:05

『マッピー』用ボーダー

新米を囲む展

今週末の10月27日(土)から11月4日(日)にかけて
西荻窪の364さんで「新米を囲む」展がはじまります。

昨年のかごの展示でkegoya 農産物も出させてもらったとき、
364のおふたりに試食いただいたお米の味を
覚えていてくださって、
今回、新米出品者として出させていただき、だんなさん張り切っています。

ほかにも自家製の小麦粉を塩のみで製麺してもらったうどんや
かぼちゃ、じゃがいも、ミニ大根
炊飯用の白炭などお送りします。

今年のうどんは小麦粉の粘り気が高いのか特においしくできて、
太さもいろいろ作ってもらったので使い分けできます。

太→ほうとうやパスタに
細→ひやむぎとして 鍋の閉めに
中→ありそうでない おいしいな~

4日は「おいしいごはん会」イベントもあるそうで。
詳しくは364さんHPへ
http://www.sanrokuyon.com/about.html

以下はだんなが書いた米作りの資料です。
ちと長いですが載せてしまいます。

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1、ボカシ作り
小国の遅い雪がとけ始める頃に、最初の作業が始まります。
ボカシという稲の肥料作りです。材料はヌカ・オカラ・粉炭などです。
毎日かき混ぜ、湯気を出しながら発酵して、最後に我が家の鶏ふんと混ぜてひと月ほどで完成です。

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2、堆肥撒き
田んぼが乾き始めると牛糞堆肥を畑にまきます。牛糞堆肥は畑の調子を整えるもので、栄養となるボカシとは違います。人間でたとえるなら、堆肥が野菜で、ボカシが肉とか米みたいなものかな~。
 小国町の牛糞は繁殖牛といって、草ばかりをたべて米澤牛を生む親牛のものだから、残留農薬・畜産用薬品のあまり気にならない安全性の高いものです。昨年からは我が家の稲藁も食べてもらっています。今年は軽トラックで7台ほど撒きました。ボカシと我が家の鶏ふんも同時にまいていきます。

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3、用水路堀り
今年は今まで使っていた、湧き水だけでは、田んぼの水が足らないため、6年ぶりに近くの沢からの2キロほどの用水路を復活させました、使用していない時間が長かったために、埋まっていたり水漏れしていたりと、大変でしたが、なんとか人の力を借りてようやく復活させることができました。深山のミネラルを溶かし込んだ、とてもきれいな水でそのまま飲んでもとても美味しい水です。

4、田植え
ようやく田植えです。今夜は「サナブリ」というお疲れさん会です。

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5、草取り
1週間ほどたつと、除草のために米ぬかをまいて(田んぼの中でヌカが発酵することにより雑草の発芽を少し防ぎます)、手押しの除草機をかけて、除草できないところは、ひたすら手で取っていきます。

6、稲刈り
ようやく待ちに待った稲刈りです。この地域は山間のため隣町の半分の収量ですが、その分味は抜群。今年は、なかなか水がこなかったりでさらに収量は悪そうですが、、

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7、はせがけ
 天日乾燥なのでほどよい水分が残り、お米がおいしく炊き上がります。
 落穂拾い(落穂拾い食い)は鶏におまかせ。

# by kegoya-nikki | 2012-10-25 18:27

『マッピー』用ボーダー

工房からの風 10回記念

きのうからはじまった展示コーナーのお知らせです。

『工房からの風‐作る・働く・暮らす・生きる‐20の工房を訪ねて』
稲垣早苗 著(アノニマ・スタジオ刊)
に掲載いただきました。

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『工房からの風10回開催記念インフォメーション』

という展示スペースにて作品の展示(非売)も開催中です。
(kegoyaのかごも1点展示されます。)

→2012年 10月6日(土)~10月14日(日)

13日14日の2日間は工房からの風の10回目の開催日です!

10回目の記念に書籍が出版されます。
『風果・風集う・風躍る・風姿』の4つの章で
稲垣さんが訪ねた20の工房(作家さん)が書かれています。

いろんな作家さんの言葉や稲垣さんのコラムから
ヒントや元気やじんわりももらえて
作る人も作らない人にも読めますよ。

今後も長らく栄養になりそうです。

茨城のり子さんの詩もはっとします。

『自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ』

表紙の写真、『楽器を奏でるような指使い』と本文にも書いていただきました。
いつも音楽聴きながら編んでいます。
何かが乗り移ってくれたようでうれしいです。

詳しくは
工房からの風HP→http://www.kouboukaranokaze.jp/

工房からの風ブログ→http://www.kouboukaranokaze.jp/d-voice/564/

★いつもkegoyaのイラスト、webデザインなどしてくれている
 tomotさんが焼き絵(木工)で2日間、野外展の方に出展しますよ。

tomot HP→http://www.tomomichi-suzuki.com/index.html
 

# by kegoya-nikki | 2012-10-07 12:33

『マッピー』用ボーダー

秋のたのしみ

秋は暑すぎず寒すぎず何でもできる気がします。

秋のたのしみ_c0188860_11534883.jpg

古い木造なのでシロアリにやられてしまった床下の柱(土台?)を
雪が降る前に大工さんに総取替えしてもらいました。
土が丸出しで家の中が外みたいです。

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だんなさんが稲の試し刈りしたところ。
はせに干すことも考えて、
実り具合とお天気と相談中。

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くず炭を自家用で使って

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山形の芋煮を作りました。

学生時代の友達が来てくれたので、
朝早く起きて一緒に山にきのこを採りに行って
芋煮に入れたり、
寒くなってくるとずっと芋煮芋煮と思っていたわたしは
友達が来るのに合わせてこぎつけました。
締めはカレーを入れてうどんです。
秋の幸せ。

# by kegoya-nikki | 2012-10-07 12:16

『マッピー』用ボーダー